竹採公園
かぐや姫伝承(『竹採物語』)の地
白隠禅師ゆかりの無量寺跡
白隠禅師墓所(分骨)

(1)かぐや姫伝承(『竹採物語』)の地


ここ富士市に伝わる「かぐや姫物語」は、一般的なお話とは、後半の展開と結論がちがいます。

ある里に、おじいさんとおばあさんが暮らしていました。
ある日おじいさんは根元が光り輝く竹を見つけました。
それを切ってみると、中に玉のようなかわいい赤ちゃんが入っていました。
二人はその赤ちゃんを大事に育てたところ、娘は美しく成長し、かぐや姫と呼ばれました。

その美しさは国中に広まり、一人の国司が求愛しました
国司はやがてかぐや姫と暮らすようになりました。

しかしある日、かぐや姫は、
自分が日本で一番高い山の仙女であることを国司に打ち明け、
不老不死の薬が入った玉手箱を残して、
富士山に帰ってしまいました。


国司はかぐや姫の後を追って山に登りました。
そして不老不死の薬を飲み、二人で末永く暮らしました。

以後、その山は“不死山”と呼ばれるようになり、後に富士山という名に変わりました。
時折山頂から上がる煙は、その時の玉手箱の煙だと言われています。

* この伝説にはもうひとつ別の話が伝わっており、それは「かぐや姫を追って山に登った国司は、姫の本当の姿を見て驚き、山頂の池に身を投げて命を落としました。」という結末になっているそうです。

いずれにせよ、かぐや姫は翁の元を去る時、名残を惜しむように振り返りながら坂道を上がったということです。





(2) 白隠禅師ゆかりの無量寺跡
  白隠禅師墓所(分骨)




[左] 神護山無量寺遺跡記念碑「白隠塔」(平成3年建立)と、

[右] 白隠禅師墓石「開山神機獨妙禅師」



白隠禅師墓所は「竹採公園」の中でまつられて、縁者の手でご供養が続けられています。

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